口語詩運動を推進した詩人河合酔茗(かわいすいめい)(1874〜1965)は、大阪・堺の生まれ、大正11年(1922)に一家をあげて平塚海岸に移って来ました。彼はここの自然の中で、すぐれたいく篇かの自由詩を作りました。またこの地で関東大震災に遭いましたが、家族と共に無事をよろこびあい、罹災(りさい)日(び)の幸運を託して「地震の思い出」一篇を書きました。昭和53年(1978)に、酔茗が居住した近くのこの地に、「平塚たより」の一節を刻んだ文学碑が建立されました。
碑文
平塚は新しい町だ
間違った伝統を重んじたり
旧いものに囚われたりしていない
河合酔茗